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家づくりを失敗しないためのブログ

設置前に知っておきたいウッドデッキの特徴紹介!ソフトウッド製ウッドデッキ実例紹介!

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ウッドデッキは木の温かみを感じられ、生活に合わせて便利に使用出来ることや外観のデザイン性を高めれることから家づくりの際に導入を検討される方は多いかと思います。

しかし、メリットのあるウッドデッキも導入する上でデメリットを考慮しないと後悔してしまうことがあります。

 

本記事では家づくりで後悔しないために知っておきたいウッドデッキの特徴についてご紹介していきます。

 

実際に我が家に設置したウッドデッキについても使用した木材や劣化具合を踏まえ紹介していますので、参考にしてしていただければと思います!

 

ウッドデッキの特徴 

ウッドデッキのメリット  

ウッドデッキのメリット  

⭕️生活スペースを広く感じられる    

⭕️コミュニケーションスペースとして活用

⭕️物干しスペースとして活用      

 

⭕️生活スペースを広く感じられる

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ウッドデッキはリビングの高さに合わせて繋がりのあるように作製するケースが多いです。そのため、リビングとの一体感があり、生活スペースを広く感じることが出来ます。

 

⭕️コミュニケーションスペースとして活用

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来客がある際にウッドデッキにテーブルセットを出して食事を楽しんだり、夏にはBBQをしたり、プールを出して子供と遊んだりなど屋外ならではの自由な楽しみ方が出来るスペースになります。

 

⭕️物干しスペースとして活用

ウッドデッキは日当たりの良い場所に設置することが多いため、洗濯物を干すのにはうってつけの場所です。リビングから段差を通らずに出入り出来るので、沢山の洗濯物を運ぶ時や足元が見えずらい布団を運ぶ時でも安全です。

 

ウッドデッキのデメリット

   ウッドデッキのデメリット   

   ✔︎メンテナンスが必要      

  ✔︎デッキ下の手入れがしにくい 

 

✔︎メンテナンスが必要

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ウッドデッキは屋外に設置するため、雨風に晒され劣化してしまいます。
劣化具合は材質によって異なってきますが、定期的な塗り直しや劣化部の修繕などのメンテナンスが必要になります。

 

✔︎デッキ下の手入れがしにくい

ウッドデッキ下の空間は狭いスペースなので、雑草の除去や掃除などの手入れ作業はなかなかの手間です。そのため、ウッドデッキ下はコンクリートにするもしくは防草シートを張ることで手入れの手間を軽減することが出来ます。

 

ウッドデッキ材の種類

ウッドデッキに使用されてる材料には大きく分けてハードウッド、ソフトウッド、人工木があります。

 

ハードウッド

ハードウッドは主に赤道付近に分布する広葉樹から作られた木材です。

代表的なものにはイペ、ウリン、セランガンバツ、アマゾンジャラ、イタウバなどがあります。

特徴

メリット

密度が高く、硬い材質のため耐久性があり、雨や虫などによる腐食にも強い性質があります。木材にもよりますが、20年~30年程度はメンテナンス不用で使用出来ると言われています。表面は年月が経過するとシルバーグレーに変色するため、作製当初の鮮やかな色が好みの方は塗り直しの必要があります。

 

デメリット

重く、硬い性質から加工がしにくいため、素人がウッドデッキを作製するのには不向きな材料になります。また、デッキ材の中でもハードウッドの価格は高めです。

 

 

ソフトウッド

ソフトウッドとは針葉樹から作られた木材のことです。

代表的なもにはウエスタンレッドシダー、SPF材、サイプレスなどがあります。

特徴

メリット

文字通り柔らかな木材で、加工がしやすくDIY初心者でも扱いやすい木材です。価格もハードウッドと比べ安価になります。

 

デメリット

低密度で柔らかな木材のため耐久性が低く、傷つきやすいデメリットがあります。また、雨や虫などによる腐食に弱いため、防腐・防虫処理などの定期的なメンテナンスが必要になります。木材によりますが、寿命は5年〜15年程度と言われています。

 

人工木

人工木は樹脂と木粉を混ぜ合わせて作った人工的な木材です。

特徴

メリット

樹脂で出来ているので雨や虫などの腐食の心配が無く、色褪せもしにくいためメンテナンスがとても簡単です。一般的に寿命は20年以上と言われています。防虫・防腐剤を使用する必要が無く、ささくれや割れによる怪我の心配も少ないため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安全に使用することが出来ます。

 

デメリット

天然木と比べると樹脂っぽさは出てしまうので、木の風合いを楽しみたい方には不向きになります。また、表面が熱くなりやすいので夏の暑い日には火傷に注意が必要です。

価格に関しては天然木より高価になりますが、近年のウッドショックにより木材の価格が急騰しているため、現状、ハードウッドと同等の価格になります。

 

我が家のウッドデッキ

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導入経緯

見た目がオシャレで暖かみのある天然木製のウッドデッキ。その雰囲気が好きで家を建てる時は取り入れたいと思っていました。

また、我が家の外壁はチャコールグレーのガルバニウム外壁なので暗いイメージにならない様に木材の色合いをプラスしたかったという点も理由の1つです。

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使用木材

我が家のウッドデッキはソフトウッドのレッドシダー(米杉)で作製してもらいました。

レッドシダーはソフトウッドの中でも耐久性・耐候性が高いため、ウッドデッキやフェンスの材料に適しています。柔らかく加工しやすいのでDIYでもよく使用されている木材です。

支柱材:105mm×105mm

天板:厚み30mm×幅120mm

幕板:厚み30mm×幅105mm

工務店の方からはソフトウッドは定期的にメンテナンスが必要なので手入れが大変という事や樹脂製のものにしてはとアドバイスを受けましたが、木の風合いを楽しめる天然木製のものが自分の好みでした。悩んだ結果、初期投資を抑えられる事と大工仕事が嫌いではないのでメンテナンスも楽しみながら出来るかなという思いから天然木(ソフトウッド)で作製を依頼しました。

 

サイズ

高さ500mm×幅920mm×長さ3940 mm

ウッドデッキと言えるか微妙なくらいの大きさです…。

もう少し広いサイズにするか悩みましたが庭が狭くなりますし、価格も上がるのでこの大きさにしました。

テーブルやイスを置くには狭いので、庭にいる時に腰を掛けたり、洗濯物を干したりするのに使っています。

 

塗料

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ソフトウッド材は雨や虫などによる腐食に弱いため、塗装を行い木材を保護する必要があります。

我が家の塗料は大工さんおすすめのノンロット205N Zカラーナチュラルオークで塗装してもらいました。

性能は耐UV、超撥水、防腐、防虫、防カビです。

 

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画像引用元:https://www.nonrot.jp

 

タイプは浸透性塗料になります。

※浸透性塗料は木材に浸透する塗料のことで、金属に塗るようなコーティング系の塗料とは違い、表面に硬い塗膜を形成しないので木の風合いを損なうことなく塗装することが出来ます。また、塗料が浸透することにより木材を内部から保護することが可能です。

カラーバリエーションは17色と豊富にあるので、好みのカラーを選択することが出来ます。

 

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画像引用元:https://www.nonrot.jp

価格

ウッドデッキ作製費用は約25万円でした。ウッドデッキ下のコンクリート込みの価格です。(※2021年価格)

外構の見積もりは工務店お抱えの外構屋さんと自分が会社でお付き合いのある外構屋さんの2社にお願いしたのですが、1社は天然木のウッドデッキはクレームに繋がるため作製出来ないとのことでした。1社分の少ない情報になりますが、見積もりをする際の参考になればと思います。

 

劣化具合

作製当初

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1年経過後

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ウッドデッキを作製してもらってから約1年近く経過したものです。

腐食は見られませんが、やはり作製当初と比べると色褪せた状態になっています。基本的にウッドデッキは日当たりが良い場所に設置しますので、常に紫外線や雨風に晒され色褪せてしまいます。

実質8〜9ヶ月くらい経過した段階で画像の様な状態になっていました。

色が抜けた状態を好む方もいるかと思いますが、作製当初の様な鮮やかな色合いが好みの方は最低8〜12ヶ月程度に1回は塗り替えが必要になってくると感じました。

また、レッドシダーは耐久性、耐候性に優れていますが、日本の様な降水量が多く、湿度が高い条件下では劣化がしやすくなるので、塗装する際は保護塗料での塗り替えが必要になります。

塗り替え内容についてはこちらで紹介していますので、参考にしていただければと思います。

 

sakusaku0840.hatenablog.com

 

まとめ

今回はウッドデッキの特徴とソフトウッド製ウッドデッキの実例についてご紹介しました。

ウッドデッキは生活スペースを広く感じれたり、屋外ならではのコミュニケーションスペースや物干しスペースとして便利に活用出来ますが、作製するウッド材によっては紹介した様に各々デメリットがあります。

どのデッキ材を使用するかはコスト、耐久性、デザイン性の何を重視するかによって変わってくるかと思いますが、後悔の無いように今回ご紹介した内容を選定する際のお役に立てていただければと思います。

ソフトウッド材での作製を検討されている方は定期的なメンテナンスが必須になるので、ご自身で継続的にメンテナンスが出来るかどうかも踏まえて検討することをおすすめします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。