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新築一戸建て!失敗例から学ぶ後悔しない家づくり!玄関のよくある後悔ポイント5選

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玄関は家族が毎日出入りする場所ですし、来客がある際には必ず通る空間です。お客さんが最初に目にする玄関は家全体の印象を与えます。

そんな家の顔とも言える玄関を後悔の無いように使いやすく、明るい印象にするには後悔ポイントをしっかりと把握して対策することが大切です。

 

本記事では家づくりの際によくある玄関の後悔ポイントと対策についてご紹介します。

 

我が家の実例も紹介していますので、家づくりの参考にしていただければと思います!

 

玄関のよくある後悔ポイント5選

 

1.暗い玄関

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画像引用元https://www.lixil.co.jp

リビングやダイニングなどの生活の中心になる空間を日当たりの良い南側に配置することから玄関は北側や西側の光が入りにくい配置になってしまうことが多いです。

そのため、採光対策を怠ってしまうと昼間でも電気をつける必要があったり、暗く寂しい印象の玄関になってしまいます。

後悔しないポイント‼︎

  ○玄関に窓を設置する     

採光付きドアを選択する 

 白を基調とした玄関にする 

玄関に窓を設置する     

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玄関に窓を設置すれば自然光が入り明るい玄関になります。自然光を感じられる明るい玄関は快適に使用することが出来ますし、お客さんにも良い印象を与えます。また、電気をつける時間が減るので節電の効果もあります。

しかし、設置するにあたり注意する点もあります。

窓を設置する際のデメリット

①プライバシー性が悪くなる

   ②断熱性、気密性が悪くなる   

 

デメリットを解消するためには

①プライバシー対策として設置する窓を高窓や地窓にし、必要に応じてガラスを型ガラスにすることで外からの視線をカットすることが出来ます。

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②断熱性、気密性に関しては取り付ける窓をペアガラスのFIX窓(はめ殺し窓)や滑り出し窓にすることで断熱性、気密性の低下を軽減することが出来ます。FIX窓は開閉出来ないので、防犯面でも利点があります。

 

引き違い窓や上下スライド式の窓は隙間が多く気密性が悪くなるので避けるようにしましょう!

 

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採光付きドアを選択する

自然光を取り入れる方法には玄関ドアを採光付きにする方法もあります。スリットタイプや腰窓タイプ、小扉や袖を採光窓にするタイプなど、デザインが豊富にあるので好みに合ったドアを選択することが出来ます。追加スペース無しで採光が可能なため、窓を取るスペースが無い方にはおすすめな方法です。

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画像引用元: https://www.lixil.co.jp

 

白を基調とした玄関にする

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白色は光を多く反射するため、空間を明るく見せる効果があります。また、膨張色でもあるので空間を広く見せる効果もあり、玄関を圧迫感が無く、明るい印象にすることが出来ます。

 

我が家の玄関は北の東側の配置になります。

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玄関扉はLIXILのジエスタM17型片袖タイプです。

朝方は袖の窓から光がよく入りますし、日中も電気をつけなくてもいいくらい光が入ります。窓部分はペアガラスのFIX窓になっており、断熱性、気密性が保たれ他の部屋から玄関スペースに入っても外気の影響を受けていると感じることはありません。

白を基調としたことで明るく、清潔感がある玄関にすることが出来ました!

2.収納が足りない

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玄関収納の広さは各家庭の家族構成やライフスタイルによって変わってきます。

実際に何を収納するのか十分に把握せずに収納の広さを決めてしまうことによって、玄関土間に物が溢れ散らかった玄関になってしまいます。

後悔しないポイント‼︎

 ○収納する物を明確にする      

 ○収納する量に合わせた収納設備の選択

収納する物を明確にする

収納する物が明確になっていないと物が溢れ散らかった玄関になってしまいます。

玄関に収納するものは靴だけでなく子育て用品や趣味、ガーデニング用品、アウトドアグッズ、防災グッズなど家族構成やライフスタイルによって様々です。自身の家庭で玄関収納に何を収納するのかを明確にした上で収納の大きさを決めるようにしましょう。

 

収納する量に合わせた収納設備の選択

玄関収納のタイプは、シューズボックスを設置するか、シューズクロークを設けるのが一般的です。

 

シューズボックスの特徴

シューズボックスは従来からある下駄箱のことです。カウンタータイプやコの字型のもの、背が高く容量が多いトールタイプなど、収納する物の量に合わせて選択することが出来ます。

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カウンタータイプやコの字型のものにすればカウンター上にスペースが出来るので、狭い玄関でも圧迫感を緩和することが出来ますし、カウンター部分に飾り物を置いたり、鍵や消毒、マスクを置くなど便利に活用することが出来ます。

収納力が高いトールタイプを設置すれば、靴をたくさん持っている家庭でも綺麗に収納することが可能です。
また、棚をカスタマイズしたり土間続きにすることで靴だけでなく日用品のストックやブーツ、鞄、ベビーカー、傘などの高さがある物も収納することが出来ます。

 

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画像引用元:https://sumai.panasonic.jp

 

シューズボックスのデメリット

アウトドア用品などのサイズが大きい物が多いと全てを収納することが難しいため、土間部分にものが溢れてしまいます。サイズが大きいものが多い家庭では屋外に物置きを設置したり、屋外用の収納ボックスの設置がおすすめです。間取りに余裕があればシューズクロークを検討しましょう。

 

シューズクロークの特徴

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画像引用元:http://workswise.com

シューズクロークとは玄関と繋がる位置に設置する土足で出入り可能な収納スペースのことです。

靴だけでなくベビーカーや趣味の道具、ガーデニング用品、アウトドアグッズ、防災グッズなどサイズの大きい物や家の中に持ち込みたくないものを玄関に収納することが出来ます。

大容量の収納スペースを確保出来るので家族が多い家庭でも物が溢れることなく綺麗な玄関を保つことが出来ます。また、玄関スペースに余裕が生まれるため、デザイン性の高い空間を造ることも可能です。

 

シューズクロークのデメリット

2帖程度の広いスペースが必要になるため、家の広さによっては玄関や他の部屋が狭くなってしまいます。

シューズボックスに向いている

   ✔︎収納する物が少ない      

   ✔︎玄関スペースを広く取れない  

 ✔︎ホールや土間を広く取りたい

✔︎物置の設置が可能    

 

シューズクロークに向いている

 ✔︎収納する物が多い、大きい 

 ✔︎玄関スペースを広く取れる 

   ✔︎デザイン性の高い収納を造りたい

 

住まいの広さや収納する物の量、ライフスタイルに合わせてシューズボックスを設置するかシューズクロークを設けるか検討するといいですね!

我が家は大きいサイズの物が少なかった点とシューズクロークを造るほどの面積を玄関に取れなかった点からシューズボックスを選択しました。

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元々、園芸用品やタイヤなどの汚れている物は家に持ち込まないように物置きの設置を予定していたので、多少ある大きいサイズの物は物置きに収納しています。

設置した収納は幅1600mm×高さ2080mm×奥行360mmのトールタイプの大きさです。大きめのシューズボックスですが、土間と接さないフロート式にしたことで圧迫感が緩和され、掃除の際には気にせず土間を水洗いすることが出来ています。

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我が家は夫婦2人暮らしなので2人分の靴約50足を収納しても余裕があり、可動棚の高さを調整し、仕事用の鞄や日用品のストックを収納しています。

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スペースに余裕を持たせてサイズを選定したことで物が溢れることなく綺麗な玄関を保てています。

また、トールタイプにすると鍵やマスクを置くところがないので、towerのキーボックスとマスクホルダーを玄関ドアに設置しています。

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家に鍵を持ち込むと行方不明になりがちですし、マスクも出かける際にサッと取れるのでおすすめです。

 

 

3.汚れが目立つ土間の色

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玄関土間はいつも綺麗で清潔な状態を保ちたいものですが、掃除をしていても靴底に付着した土埃や砂、泥などにより汚れてしまいます。

汚れが目立ちやすい色を選んでしまうことでこまめな掃除が必要になり後悔することがあります。

後悔しないポイント‼︎

汚れが目立ちにくい色を選択  

 目地の少ない大きいタイルを選択 

汚れが目立ちにくい色を選択 

玄関、土間には汚れが目立ちやすい色と目立ちにくい色があります。

汚れが目立ちやすい色:白色、黒色

汚れが目立ちにくい色:グレー、ベージュ、テラコッタ

汚れの原因となる物質の色はグレーや茶色などの中間色が多いので土間も同色の中間色にすることで汚れが目立ちにくくなります。

反対に白色や黒色の中間色と差がある色は汚れが目立ちやすい色になります。

玄関土間にグレー系や茶系の色を採用することで汚れが目立ちにくくなり、掃除の頻度を減らすことが出来ます。

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目地の少ない大きいタイルを選択

土間をタイルにした場合、目地に汚れが溜まりやすく、目地に入り込んだ頑固な汚れは掃除するのが大変です。そのため、目地が少ない大きめのタイルを選択したり、汚れが目立ちにくい色の目地にすることで掃除の手間を軽減することが出来ます。

また、土間をモルタル仕上げにすると目地が無くなるので、より掃除がしやすくなります。

 

我が家の玄関土間はモルタル仕上げにしました。

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モルタルのグレーは玄関汚れと同じ中間色なので汚れが目立ちにくいことを実感しました。無機質な見た目と目地や凹凸がなく掃除がしやすい点が気に入っているポイントです。

モルタル仕上げについては別の記事に詳細を載せていますので、良かったらご覧になって下さい。

関連記事

sakusaku0840.hatenablog.com

 

4.狭い玄関

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生活の中心となるリビングダイニングを広く取ることにより玄関スペースを小さくする方もいらっしゃると思います。

しかし、狭すぎることにより買い物から帰ってきて荷物を置くスペースが無かったり、間口が狭く1人ずつしか出入り出来ないなど、使いにくい玄関になってしまうことがあります。また、十分な収納スペースを確保出来きていないことにより散らかった玄関になることも考えられます。

後悔しないポイント‼︎

使いやすい広さを把握する   

 十分な収納を確保出来る玄関にする

鏡を置く           

使いやすい広さを把握する

玄関の標準的な広さは3帖(1.5坪程度)と言われています。間口は、135㎝以上あれば荷物を置いたり2人並んで靴の脱ぎ履きが可能な使いやすい玄関になります。土間の奥行きは120㎝以上あると来客時の対応がしやすくなりますし、小さなお子さんがいる場合でも靴を履かすのに十分な広さを確保することが出来ます。

あくまでも標準的な広さになるので、この大きさを目指しながら玄関に割ける面積や収納の広さを考慮し、家庭に合った広さの玄関を造ることが大切です。

 

十分な収納を確保出来る玄関にする

玄関の広さを考えるときに重要なのは、収納スペースをどうするかです。

十分な収納を確保出来ていないと物が玄関土間に溢れ、狭く使いにくい玄関になってしまいます。そのため、「2.収納が足りない」で述べたように収納する物の量やライフスタイルに合わせて十分な大きさの収納を設置した上で、使いやすい広さを確保出来る玄関にすることが大切です。

 

鏡を置く

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狭い玄関を広く見せる方法として鏡を設置する方法があります。玄関に鏡を置くと出かける前の服装チェックが出来るだけでなく、奥行きがあるように錯覚するため、空間を広く見せてくれます。

また、鏡は光を反射させるため、玄関を明るくする効果もあります。

 

我が家の玄関は3帖で、ホール0.8帖、収納0.8帖、土間1.4帖程度の大きさです。間口は133cm、土間の奥行きは140cmです。転勤族で小さい頃からマンション暮らしが多く、広い玄関に憧れがあったので小さな家ですが玄関スペースを標準サイズ取りました。

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間口は133cmあるので2人並んで靴を脱ぎ履きすることが出来ます。休日は妻と一緒に出かけることが多いのでこのくらいの広さでちょうど良かったと感じています。家族が多い家庭ではもう少し広めに160cmくらい取ってもいいですね。

土間の奥行きは140cmと広めに取っています。Amazon楽天で物を購入することが多いので、荷物の仮置き場として重宝しています。段ボールは汚れているので中身だけ家の中に持ち込むようにしています。

親戚や友人が来た際には窮屈にならずに案内することが出来ていますし、空間に余裕があるのでストレス無く快適に使用出来ています。

また、鏡を設置しているので靴を履いての服装のチェックが出来ますし、空間も広く感じるので設置して良かったです。

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5.ライトの種類

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玄関ホールのライトをスイッチタイプにしたことで、暗い玄関に帰宅することに不安を感じたり、荷物で両手がふさがった状態でスイッチを押すことにストレスを感じるなど、後悔するポイントになります。また、常に人がいる場所ではないので電気を消し忘れることも考えられます。

後悔しないポイント‼︎

  人感センサーライトの設置  

人感センサーライトの設置

玄関ライトを人感センサーライトにすることで帰宅すると直ぐ電気がつくので両手がふさがっていてもスイッチを押さずにライトをつけることが出来ます。スイッチを押すひと手間が無くなることでストレスの解消になりますし、自動で入切されるので消し忘れの心配もいりません。

我が家は玄関ポーチは人感センサーにしたのですが、室内はスイッチ式のペンダントライトにしています。

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やはり、荷物がある時はスイッチを押すのが不便なので、人感センサーにすれば良かったと後悔しているポイントです

 

まとめ

今回は家づくりのよくある後悔ポイント5選についてご紹介しました。

  玄関でよくある後悔ポイント5選  

1.暗い玄関   

2.収納が足りない

   3.汚れが目立つ土間の色

 4.狭い玄関    

 5.ライトの種類  

玄関は家族が毎日出入りする場所ですし、来客が多い空間でもあるので後悔は避けたいところです。

しかし、間取りや設備を取り入れるにあたり、後悔ポイントを把握出来ていないことによって使いにくかったり印象の悪い玄関になってしまうことがあります。

後悔しないためにはどういったデメリットがあるのかを理解した上でしっかりと対策することが重要です。

快適に過ごせる玄関の仕様はご家庭によって様々だと思いますが、後々後悔しないために、今回ご紹介した後悔ポイントと対策を家づくりのお役に立ていただければと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。