マイホーム失敗しない外壁の色選び!ポイント紹介!人気色のメリット・デメリット!
・外壁の色選びは何を重視したらいいんだろう?
・外壁にはどの色がおすすめ?
・外壁の色選びで後悔したくない。
理想のマイホームを建てるためには外壁の色選びは重要なポイントです。何色にするかによって家の印象は大きく変わるので皆さん悩むところではないでしょうか。
私自身も色選びはとても迷いました。
外壁の色にはそれぞれ特徴があり、それを考慮せずに決めることによって失敗するケースがあります。
本記事では外壁の色選びのポイントについてご紹介します。
また、特に人気の高い黒色、白色、グレー、ベージュそれぞれの特徴について解説していきます。
実際に我が家に導入した色もご紹介しますので、この記事を読んで外壁の色選びの参考にしていただければと思います
外壁の色選びのポイント
色選びのポイント
✔︎汚れが目立ちにくい色を選ぶ
✔︎色褪せしにくい色を選ぶ
✔︎サンプルだけで無く施工事例
を参考にする
汚れが目立ちにくい色を選ぶ
外壁は常に外気に晒されているため、土ぼこりや花粉、排気ガスなどの空気中の物質が付着することにより汚れてしまいます。また、苔やカビ、鳥のフンも外壁が汚れる要因となります。
小まめに掃除をしてもこれらの汚れを完璧に防ぐことは難しいです。
しかし、外壁には汚れが目立ちにくい色があります。
それはグレーやベージュなどの中間色です。
汚れの原因となる物質の色は中間色が多いので外壁も同色の中間色にすると汚れが目立ちにくくなります。
反対に白色や黒色の様に中間色と差がある色は汚れが目立ちやすい色なります。
ですが、白や黒の外壁は見た目がおしゃれに仕上がるので取り入れたい方もいると思います。
その場合はフッ素樹脂や無機塗料、シリコン樹脂など汚れに強い塗料で塗装をされている外壁材を選ぶことにより汚れを軽減することが出来ます。
色褪せしにくい色を選ぶ
外壁は雨風に晒されたり、紫外線を浴びることにより劣化し色褪せてしまいます。
色褪せることにより古びた印象を与えてしまいますし、塗り替え頻度が高くなるのでコストが掛かってしまいます。そのため、出来るだけ色褪せしにくい色を選択したいですね。
外壁には色褪せしにくい色、色褪せしやすい色があります。
最も色褪せしにくいのは白色です。
白は光を吸収しにくいため紫外線による劣化を軽減出来ます。
次に色褪せしにくい色は黒色です。
色褪せは色の元となる顔料成分が紫外線や雨風によって壊されることにより起こりますが、黒色の顔料成分は結びつきが強く壊れにくいため、色褪せしにくい色になります。
グレーやベージュの中間色も白色や黒色には劣りますが比較的色褪せしにくい色です。
反対に顔料成分の結びつきが弱い赤色、黄色などは色褪せしやすい色になります。
サンプルだけで無く施工事例を参考にする
外壁の見え方は太陽光や面積によって影響を受けます。サンプル板やカタログを室内で見た場合と実際に建てた家の色が違ってみえる事はよくあるケースです。
小さい面積と大きい面積での見え方の違いは
大きい面積の方が明るい色はより明るく見え、暗い色はより暗く見えます。
失敗しないためには検討中の外壁を使って建てた家を実際に見学したり、ネットやSNSで施工事例の画像を検索することをおすすめします。
人気色の特徴
黒色
メリット
外壁を黒色にすることにより高級感のある見た目やスタイリッシュな見た目にする事が出来ます。木材との相性もよくモダンでおしゃれな雰囲気を作る事も可能です。
また、黒色の顔料は雨や紫外線に分解されにくいため、色褪せにくい特長があります。
デメリット
土ぼこりやカビ、鳥のフンなどの白っぽい汚れが目立ちやすいので、こまめに掃除をする必要があります。特に近くに公園や学校などの土ぼこりが発生しやすい施設がある環境では注意が必要です。
また、黒色は光を吸収するので夏場は外壁が熱くなります。断熱性能がしっかりしていないと室内が暑くなることも考えられます。
白色
メリット
白色は爽やかで清潔感のある印象を与えます。黒色と同様に木材との相性が良く、モダンで可愛らしい雰囲気の家を作る事も出来ます。
他の色とも相性がいいので、2色を組み合わせたメリハリのあるおしゃれな外壁にするのもいいですね。
光を反射するので、紫外線による色褪せが起きにくく、白色は膨張色ですので家を大きく見せる特長もあります。
デメリット
土ぼこりや花粉、排気ガスの茶色の汚れや苔の緑色の汚れが目立ちやすく、こまめな掃除が必要です。
また、光を反射するので虫がつきやすいとも言われています。
グレー
メリット
濃いグレーにすることによりスタイリッシュな見た目になり、明るいグレーにすることにより清潔感のある印象を与えます。グレーも木材との相性がよくモダンでおしゃれな雰囲気を作ることが出来ます。
汚れの原因物質と同じ中間色のため、汚れが目立ちにくい特長があります。
落ち着いた色で飽きが来ないのもいいですね。
デメリット
ビルをイメージすると分かりやすいですが、グレー単色では地味なイメージになりやすいです。
窓のサッシや玄関扉の色を変えたり、木材を取り入れアクセントをつけることにより地味にならず個性的なデザインになります。
ベージュ
メリット
ベージュは暖かみのある落ち着いた色で周りの景観とも馴染みやすいのが特徴です。
膨張色のため、家を大きく見せる特長もあります。
中間色のため、汚れが目立ちにくい色になります。
デメリット
周りと馴染みやすい色なので単色では周囲に埋もれ個性が出しにくい色です。グレーと同様にサッシや玄関扉、ベランダの色を変えたり玄関扉に木材を使用することによりメリハリがあるデザインになります。
実例紹介
我が家の外壁はガルバニウム鋼板です。
ガルバニウム外壁についてはこちら
外壁仕様詳細
メーカー:アイジー工業
製品名:SF-ビレクト
カラー:チャコールメタリック(濃いグレー)
塗装:フッ素樹脂
グレーだけだと味気ないので、軒下などに木目を使用しております。窓枠やエアコンのカバーは黒に統一しています。
導入経緯
ガルバニウム外壁にするのは決まったものの色選びはかなり迷いました。
一番の希望は白色だったのですが、家の周りの白い家を観るとやはり汚れが付いている気になってしまい断念しました。
悩んだ末に黒の外壁にすることに決まっていたのですが、実際に同じ外壁材で建てた黒い家を見た時にちょっと黒過ぎて重たいイメージを持ったので、急遽チャコールグレーに変更してもらいました。やはり実際に目で見るのは大事ですね。
汚れ具合
濃いグレーなので茶色系の汚れはほとんど目立ちません。白い汚れは目立つかと思っていましたが意外と目立ちませんでした。鳥のフンは目立ってしまいます。
また。窓枠の下に雨だれの後がつくので定期的に水洗いをしています。
まとめ
外壁の色選びのポイントは
①汚れがつきにくい色を選ぶ
②色褪せしにくい色を選ぶ
③サンプルでは無く施工事例を参考にする
ことが大切です。
また、それぞれの色のメリット、デメリットを理解して特性に合った外観のデザインを考えるのも大切です。
これらのことを考慮することにより後悔しない外壁の色選びをすることができます。
しかし、色には好みがあるため汚れがつきやすい色を選択する方もいらっしゃると思います。
その場合は汚れに強い外壁にするなど対策を立てた上で導入することをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。