マイホーム!失敗例から学ぶ後悔しない家づくり!浴室でよくある後悔ポイント5選!
・浴室のカウンターって必要?
・窓はいらない?
・浴室乾燥はあった方がいい?
浴室づくりでこのような悩みを持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
浴室は家族全員が毎日使う場所ですし、1日の疲れを取る大切な空間です。
後悔のない快適な浴室を作りたいものですが、使ってみると意外と後悔するポイントが出てきます。小さな後悔でもそれが毎日となると大きなストレスになりますよね。
後悔しない浴室づくりのためにはどの様な後悔ポイントがあるのかをしっかり把握して対策することが大切です。
本記事では家づくりの際によくある浴室の後悔ポイントについてご紹介していきます。家づくりの参考にしていただければと思います。
浴室のよくある後悔ポイント5選
1.カウンターの設置
カウンターを設置することでシャンプーやリンス、ボディソープを使用する時に置くことが出来ますし、顔を洗う時にカウンターの上で風呂桶にお湯を溜めることが出来ます。
便利に使用出来るカウンターですが、設置してみると後悔するポイントがあります。
カウンターの後悔ポイント
・洗い場が狭くなる
・掃除が大変
・使用頻度が少ない
・コストが掛かる
洗い場が狭くなる
一般的な広さの一坪タイプの浴室にカウンターを設置した場合、一人で入るのであれば十分な広さを確保することが出来ますが、お子さんと一緒に複数人でお風呂に入る場合は手狭に感じることがあります。
掃除が大変
カウンターは水捌けが悪く水垢やカビが発生するので、小まめに掃除が必要です。特にカウンターの裏はカビが発生しやすいうえに無理な体勢での掃除になるのでとても手間と労力が掛かります。
カウンター自体の掃除も大変ですが、カウンターが出っ張ることにより壁やカウンター下の床の掃除もしにくくなります。
また、黒のカウンターは水垢が目立ってしまうので設置するのであれば白色のものをおすすめします。
使用頻度が少ない
システムバスの壁は磁石がくっつく仕様になっています。マグネット式のディスペンサーにシャンプーやリンス、ボディソープを入れ壁にくっつけた状態で使用することにより、カウンターの上に物を置くことが少なくなります。また、洗顔をシャワーですます方が増えており、カウンターの上で風呂桶にお湯を溜めることも少なくなっています。そのため、カウンターを設置したものの使用頻度が少なく後悔することがあります。
我が家も設置したもののほとんど使わず掃除の手間だけが掛かる状態です。掃除する度に付けなければよかったと後悔してます。
コストが掛かる
標準装備でカウンターが付いているものもありますが、オプションでカウンターを設置する場合は費用が掛かります。我が家はカウンターを設置するのに、オプション追加費用が約20000円掛かりました。
カウンターの使用頻度はご家庭によって違ってくるかと思いますが、我が家の様に使用頻度が少ないのであれば、掃除の手間が掛かるため、カウンターを取り付けない選択をおすすめします。
設置を希望されるのであればLIXILの丸洗いカウンターの様に簡単に取り外せる仕様のカウンターを設置することにより、広く使いたい場合や掃除をする際にカウンターを取り外すことで狭さや掃除の手間を軽減することが出来ます。
2.窓の設置
浴室に窓を設置することにより解放感のある空間を造ることが出来ますし、日中に暗くなりがちな浴室に光を取り入れることも可能です。また、浴室を換気・乾燥させることが出来るのでカビの発生を抑制する効果もあります。しかし、窓も使用してみると後悔するポイントがあります。
窓の後悔ポイント
・防犯対策が必要
・プライバシー対策が必要
・掃除が大変
・断熱性が悪くなる
防犯やプライバシー対策が必要になる
日中、換気のために窓を開けっぱなしにすることにより、防犯性が悪くなります。うっかり鍵を閉め忘れ空き巣の被害に合うケースも考えられます。
また、大きな窓を設置した場合、外が暗い時に浴室の電気をつけるとシルエットが写ってしまうので、ブラインドで目隠しをするなどプライバシー対策が必要になります。
掃除が大変
窓にはガラス部分やサッシがあるため、汚れやすく掃除に手間が掛かります。特に大きな引き違い窓を設置するとレール部分に汚れが溜まりやすく掃除もしにくいため、後悔すポイントになります。
断熱性が悪くなる
窓部分は断熱性能が低いため、外気温度の影響を受けやすく冬場は浴室の温度が低くなってしまいます。浴室の温度が低くなると湯船から上がった際に寒暖差によるヒートショックの危険性が高くなります。ヒートショックは年配の方に起こるものと思われがちですが割合は少ないものの若い人でも起こり得ることなので注意が必要です。
入浴は夜することが多いため、開放感や採光面で得られるメリットは少ないです。それよりも掃除の手間や浴室温度の管理が必要となるデメリットを考慮すると窓の設置をしない方がいいかも知れません。
換気面を心配されるかも知れませんが、新築住宅には24時間換気システムの導入が義務付けられており、入浴後扉を開けておけば十分換気されます。
もし設置を希望される場合は大きな引き違い窓ではなく、コンパクトな滑り出し窓の設置をおすすめします。
3.鏡の設置
浴室に鏡を設置することにより洗い残し部分が無しや体型のチェックをすることが出来ます。また、鏡は空間を広くみせる効果もあります。しかし、鏡も使用していくと後悔するポイントがあるので注意が必要です。
後悔ポイント
•掃除が大変
•あまり見ない
掃除が大変
鏡に出来た水垢やうろこ汚れは擦っただけではなかなか取り除くことが出来ません。クエン酸や重曹を使い綺麗にすることは出来ますが掃除の手間を考えると設置したことを後悔している方も多いです。特に空間を大きく見せるために横長の鏡の設置を考える方もいると思いますが、掃除が広範囲になってしまいとても手間が掛かるので注意が必要です。
あまり見ない
そもそもあまり鏡を見ないので設置しなければよかったと後悔することがあります。設置前に鏡の使用状況について家族で話しておきましょう。
広い面積や横長の鏡は避けてコンパクトな鏡を設置することで掃除の手間を軽減することが出来ます。
あまり鏡を見ないのであれば設置しないのも選択肢の一つですが、設置を悩まれている場合はマグネット式の鏡を使用してみて必要が無ければ取り外すことをおすすめします。
4.オプション棚の設置
浴室に棚があることにより、シャンプー類やその他の小物類を整理することが出来るので便利ではありますが、オプション棚にも設置すると後悔するポイントがあります。
棚の後悔ポイント
•掃除が大変
•コストが掛かる
掃除が大変
オプション棚はカウンターと同様に水垢やカビが発生しやすい場所です。
メーカーのオプション品の棚には壁に取り付け金具を設置し棚を引っ掛けるタイプとマグネット式の製品がありますが、取り付け金具式の場合、壁面に凹凸が出来るので汚れが溜まりやすく掃除がしにくくなります。
また、黒色は水垢が目立つので白色のものがおすすめです。
コストが掛かる
オプション品の棚を設置するとコストが掛かります。私の家の場合では2段のものを設置して5000円程度掛かりました。ネット上にはマグネット式のものがオプション品よりも安価で売られているので、オプション品に捉われずネット上で好みに合う品がないか選定することをおすすめします。
取り付け金具式よりもマグネット式のものを選択したほうが、取り外した時に壁面がフラットになるので掃除しやすいです。
また、オプション品よりもネットの方がデザインが豊富で価格も安いのでネットでの購入も検討することをおすすめします。
5.浴室乾燥機
浴室乾燥機を設置することによりカビの発生を抑制することが出来たり、雨の日に浴室で洗濯物を乾かすことが出来るので便利ではありますが、洗濯物を干すことを重視して設置すると後悔するポイントがあります。
乾燥スペースに限りがある
干せる量に限りがあるので、お子さんがいるご家庭では洗濯物全てを浴室に干すことは難しいです。干せないものは洗面所やその他の空いているスペースに干すことになるため、初めから浴室乾燥機は設置せず、洗面所を広めに設定したりランドリースペースを設けるなど浴室以外で室内干し出来る間取り考えることをおすすめします。
入浴の併用が出来ない
当たり前のことにはなりますが、浴室に洗濯物を干していると入浴が出来ませんし掃除をすることも出来ません。状況を見ての洗濯や掃除は面倒なため、浴室に洗濯物を干さなくなり浴室乾燥機はいらなかったと後悔することがあります。
フィルターの掃除
浴室乾燥機は使用しているとフィルターに埃が溜まるので定期的な掃除が必要です。掃除を怠ると乾燥効率が悪くなり余計な電気代が掛かってしまいます。
•ランニングコストが掛かる
浴室乾燥機を使用して衣類を乾燥した場合、一回当たり100円から120円程度の電気代が掛かります。ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用した方が電気代が安く抑えるられるため、浴室乾燥機は使用せず、洗濯機の乾燥機能と室内干しで済ませてしまうケースがあります。
室内干しのために浴室乾燥機の設置をすることは使い勝手が悪い点やコストが掛かる点からおすすめしません。それよりも洗面所を広くとったり、ランドリールーム設けるなど室内で洗濯ものを干せる間取り設計をすることをおすすめします。間取りに余裕がない場合は2階の階段を上がった空間は空気の流れがあるので洗濯物が乾きやすく、また必要スペースも小さくて済むのでランドリースペースを造るのにおすすめな空間です。
まとめ
今回は浴室のよくある後悔ポイントについてご紹介しました。浴室の設備は導入することにより便利になる反面、掃除に手間が掛かったり思っていたよりも使用頻度が少なかったりなど後悔するポイントがあります。
浴室を快適でこだわりのある空間にするためにオプションを取り入れがちになりやすいですが、実際には浴室をシンプルにする方が後々、後悔しない快適な浴室を造る方法かもしれません。
浴室づくりを考える際には取り入れようとしているオプションが本当に必要かどうか後悔ポイントを踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。